もふです。
実質的な夏休み前、仙台でのインターン中の休日にずっと気になっていた山に登頂してきました。
その名も日和山。
全国的にある山の名前ではありますが、仙台市内にある日和山は数奇な運命をたどった、なかなかの珍スポットとなっているのです。
仙台港ICから港の方向へ5分ほど。
割と近年に新設されたであろうトイレもある駐車場に到着。
そこには海沿いの堤防に向かって
「この先蒲生日和山 登山口」の文字
どうやらここで間違いないよう。
目の前の階段は山とは関係ないみたい。
その堤防を階段で越えると...
海と干潟。
の手前に何かある ( ˙-˙ )
ええ、これが何を隠そう、国土地理院の調査によって日本一低い山となった日和山です。
山...?
こちらが先ほど案内されていた登山口。
登山口から大股2歩くらいで山頂へ到達する、超初心者仕様の山です(?)
登山口から3秒ほどで山頂に着きました。
日和山初登頂!
正直、どこが頂か微妙なラインですが...
山頂にはプチ看板たちが。
熊...高山植物...(海抜3mです)
ユーモアにあふれています。
そして下っているのか分からない下山口から1秒で下山。
改めて後ろを振り返っても、なかなか「珍」な山を名乗る何かですが、日和山には特殊な歴史があります。
実はこの日和山、かつては標高が6mあり、一時期は日本で一番低い山ではありませんでした。また山塊自体ももっと広いものだったようです。
山に変化が訪れたのは2011年のこと、東日本大震災の時。地盤沈下や津波による浸食で山体が消滅。その後2014年の国土地理院の調査によって、標高3mと再び日本一低い山となったのです。
そのためこの山は震災の爪痕を後世に残すという意味でも、その小ささながら大切な役目を果たしているといえるのではないでしょうか。
アクセスはこちら。
車がなくても、地下鉄荒井駅や仙石線の中野栄駅からバスでアクセスすることも出来ます。
ぜひ超初心者向けの登山スポット、日和山に足を運んでみては。
p.s. 短い休みで一度は訪れたかった秘境、只見方面に行ってきたので、次のブログでまた。