ぼっち大学生の地図帳

~旅行と妄想、たまに日常~

独りぼっちで地下の異世界に迷い込む!大雨の中、初めての土合駅レポ

2週間ぶりの投稿、もふです。

今回は春休みに秘境駅であり、日本一のモグラ駅である土合駅に行ってきたのでその様子を!

通過したことはあれど群馬県に訪れることも初めてなので、土合駅に訪れる前からワクワクが止まりませんでした。

 

 

青春18きっぷでまずは水上駅へ!

この日は渋谷でとある方の展示会に参加してきたので、渋谷から湘南新宿ラインの特別快速で一路高崎へ。乗り継いで水上駅には夕方に到着しました。

この付近の地域は山と霧の美しい風景と温泉地が広がっており、訪れることも初めてなので新鮮な景色。そして土合に行くにもかかわらずこの水上駅で改札を出ます。

ここから路線バスに乗車して土合駅に向かうのですがこれには理由があります。

それは

上越線の列車の本数が極端に少ない

・階段の登りは疲れた足では辛い

・夜遅くなる前にホテルに着きたい

です(^^;

土合駅1時間程度の滞在で効率的に訪れたり、階段を登りたくはないけど訪れたい際はかなりおすすめの行程だと思います。

水上駅ではたった3分の乗り継ぎで谷川岳ロープウェイ行きのバスへ。すでに山々がそびえたっています。

もちろん路線バスで18きっぷは使えないので、ここは追加課金。

湯檜曽温泉付近で多少乗降はあれど、ほとんど貸切のまま土合駅前に到着。

 

 

土合駅舎を撮影

土合駅前にはカフェのような店舗と駐車場のような広場が。

春休みと言っても3月前半。しかも豪雨の中ということで人は観光のおじさん1人以外見当たらず。車で来られているようでした。

土合駅の待合スペースはかなり広く、改札らしきものもありましたが勿論駅員さんはいません。待合スペース外にはお手洗い。

時間があったので軽食を食べ、いよいよ改札内を探索します。

 

 

豪雨の中、異世界のような土合駅の中へ!

無人の改札跡を通りまずは右側、水上方面の地上ホームに向かいます。

地上ホームは3月前半なのでまだ雪がこんもり残る、山奥の駅のたたずまい。

ホームは結構長い気がします。

 

 

そしてお待ちかね長岡方面のホームを目指します。

改札から左側に進むと…

いや怖すぎる。

もちろん誰もいない中、ぼっちで通路を進みます。この独特な雰囲気、廃墟のような廃校のような。

この日は豪雨。屋根に打ち付ける雨の音、吹き込む風の不気味な音、一種の心霊体験?

何回か後ろを振り返ってしまいます。(もちろん誰もいない)

そして短い階段、通路と引き戸のようなものを抜けると...

来た!

画面上でしかみたことがなかった、恐ろしく深い下りホームへ向かう階段。とうとう眼の前に。

途中の階段と合わせて合計486段。

まさにモグラ駅。秘境というか異世界の入り口というか、この不思議なトンネルからは独特の世界観を感じさせます。

5段ごとに小さな踊り場があり、休むスペースもあることにはありますが、これは疲れる!

登ってたらどうなることやら。

豪雨だからか右側では水が流れており、その音は洞窟にいるかのように反響します。

 

 

8分ほどかけて地下82mのホームの到着!

こんな場所に1人。神秘というか、奇妙な世界に迷い込んだというか。

本当にこんなところに駅のホームが。土合駅地下ホームは不思議な空間。

地下にも一応待合室らしき場所はあります。

1時間の滞在で効率よく、長岡行き列車に乗車!

本当に列車が来るのか不安なレベルですが、トンネルから風が吹き、徐々に音と光が大きくなると、この地下空間から脱出する(?)列車がやってきました!

乗降するのはもちろん自分1人だけ。

乗客が不思議そうな顔でこちらをみていました。

こんな体験できる駅は日本でも数少なく、さすがは日本一のモグラ駅。

ぜひ誰もいない期間に訪れてみてください!

なんとも言えない奇妙さとロマンを味わえますよ。